建築パースのコントロール

建築パースのコントロール

線による強弱に加えて面の濃さや薄さも練習しておき、強弱の場合は芯先の圧力を折れる寸前から始めましたが、面に濃さや薄さを付ける場合には、反対になでるようなタッチで芯先を寝かせぎみに回しながらストロークさせましょう。

同一面で濃さや薄さを表現するときには、撫でるように線を回転させながら重ねて、グラデーションをつくり、定規をあてて回転させても良いです。

回転する方向を時計回りや反時計回りと変化させながら濃淡をつくるとムラがでにくいですよ。

パースの場合、アングルとして広く表現する面と、圧縮されて表現される面に大きく分けられ、正面などの広い面は明るく、圧縮される側面は正面よりも暗く表現することが多いです。

家具などのように3つの面が見える場合は、平面部が一番明るくなります。
明るさを表現する場合は、思い切り暗い部分をつくるとコントラストがでて、上手に行きます。

定規とフリーハンド

色の濃さや薄さのタッチを更に引き出すために、状況または素材によって定規を使うか、フリーハンドで描くかの選択をして、また組み合わせて描き上げることをします。

平面で滑らかな水面などは、H程度の少し硬めの芯の鉛筆で、1mmくらいの間隔で素早く定規を走らせます。
その際は、数本おきに途中に細かい隙間をあけた線を描くと光っている水面のように見え、大理石のような硬くて平らで滑らかな素材も同じです。

定規で描いた水平線に対して映り込みなどを表す時には、垂直に線を加えることで水面などは水際の樹木や建物が対象になります。
また、大理石などの床面は壁や家具が位置する部分に筆を入れ、垂直に筆を入れるには、具体的な形の映り込み表現には、あまり用いない方が良いです。

面や線の強弱に付け加え濃淡などを、定規を用いて規則正しい線の集合によって描く手法をラインドローイングと言います。
床や地面など水平面は水平の方向に、垂直に立つ壁面などは、原則として垂直方向の線を描き、正面や平面で密度を変えて明暗を表現します。

線の間隔は1mmくらいにして、無理をすれば線の間にもう1本描ける程度ですから、影などの暗部表現に効果的です。